母音強化!でも何で「母音」?
- iqu grow212
- 2020年3月15日
- 読了時間: 3分
3/14、京都FLYレンタルスタジオでのiquボイトレワークショップ、
無事終了しました!
こんな時期なので開催するか迷ったのですが、
知り合い限定でやらせていただきました。
結果、やって良かった!
楽しかった、免疫力上がった!との声をいただきました。
どんなことをやったのか、内容を少しかいつまみ、
かつ、ちょっとしつこめにお伝えしたいと思います!
今回のワークショップは、今私がハマっている
「母音」に重点を置いてやりました。
母音を意識することによって、歌の響き(表現)が全然違ってくるのです。
日本語はあまり口を開かなくても発音出来てしまう言語。
舌の動きだけで発音できるので(全部じゃないけど)、
口を動かす筋肉が弱い、もしくはあまり口を動かしていない人が多いです。
そうなると、口の中の空間も小さくなる。
つまり声が響きにくい状態。
英語だと、口を縦に開いたり、横にイーっと引っ張ったり、すぼませたりするので、
日本語よりも響きが豊富です。
英語の「a」が付く単語をみてみましょう。
æ → ask /ˈæsk/
ɑ → father /ˈfɑðɚ/
ə → about /əˈbaʊt/
このように同じ「a」でも「æ、ɑ、ə」と3つあります(アメリカ式です)。
・æ
唇を自然に開いた状態 舌の最も高い位置が舌先付近にくるようにする 舌と上あごの感覚を広めにとる
・ɑ
唇を自然に開いた状態
舌の最も高い位置が舌の付け根付近にくるようにする 舌と上あごの感覚を最も広くする
・ə
唇を自然に開いた状態 舌の最も高い位置が舌の真ん中にくるようにする 舌と上あごの感覚を中くらいにする
この微妙な変化が、音の響きに影響してきます。
しかし、日本語だと「アスク」、「ファザー」、「アバウト」という風に、
同じ「あ(ア)」で表記せざるを得ません。
そのため、本当は口の中の形(舌の位置や声を響かせる部分)は違うのに
同じような「あ」の発音(口の形や舌の形も同じ)になってしまう。
ところが、同じ「あ」の表記である日本語でも、発音が違うことが結構あります。
日本語の「ありがとう」の「あ」をみてみましょう。
2パターンの発音が考えられると思います。
パターン1
喉の奥から、パッと音を出す「ありがとう」
パターン2
「お」の口で「あ」と言う「ありがとう」
あなたはどちらですか?
多分、状況や気分によって、パターン1か2かで使い分けていると思います。
歌でも同じ。
はっきりとパターン1のように「あ」と歌うときもあれば、
「お」の口で「あ」と歌うときもあります。
音程や、言葉の持つ雰囲気によって、はっきりさせたり、させなかったりする。
こういう部分を意識することで、歌の響きが変わり、表現が全然変わってきます。
なので、唇に入れる力加減や、口の中の形や広さって、
とても大切なんです〜。
・・・・
と、めちゃくちゃに長くなりましたね。。。伝わっとるのかなw
ワークショップでは、もっと体感的に発声練習しつつやっておりましたので、
動画はこちらからチェックしてみて下さい〜!
⭐️次回ワークショップのお知らせ⭐️
日時:4/25(土)11:00~12:30
場所:京都FLY六角スタジオ
料金:3000円
持ち物:水やお茶などの飲み物
問い合わせ:grow212@gmail.com
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